火力発電所などで使われている発電機は、自転車のライト用発電機と同様に、金属の導体を磁界中で動かす(回転させる)ことで電気を発生しています。MHD発電では、金属導体の代わりに、電気伝導性をもつ気体(プラズマ)を磁界中に高速で流すことにより電気を発生します。いずれも「ファラデーの電磁誘導の法則(右手の法則)」に従うものですが、MHD発電は、火力発電で使われる蒸気の温度より高い温度での発電を得意とするので、MHD発電と火力発電を組み合わせることで高い効率が期待できます。